前田 今日は任意団体であった青葉台町会を「一般社団法人化」するに当たっての経緯と抱負、将来構想につ
いて協議会会長である古寺さんにお話を伺います。古寺会長、今日は宜しくお願いを致します。まずは経緯からお願いします。
古寺 先人たちが築いた伝統ある町会・協議会を継続
していくために、2019年に住民の皆様3,200世帯の方に
アンケートをとり、39PJを中心に6分野に纏めました。
「新しい価値を創造し続ける街」を10年後のビジョンに
掲げ、6チームでスタートしました。その後コロナで大き
く影響を受けましたが、この間、山形県川西町の視察に
行き多くの事を学びました。また後付けになりますが、
団地再生サミットの開催を通じて多くの事に気づかされ
ました。そんな中で各町会は町会本来の、身の回りの
「向こう三軒両隣」的な業務を行い、協議会では青葉台
町会全体の業務を主として行い、車の両輪として動くこ
ととしました。口座開設やwifi設置申請も法人化で無け
ればならない時代になっています。また補助や支援金
制度を活用するにも法人化が求められています。法人
化の中で「一般社団法人化」を選んだ理由は、市原市地
域連携推進課・室のアドバイス、既に法人化した、いちは
ら緑園都市や椎の木台団地等を調査しての結果です。
前田 町会関係団体のNPO法人青葉台さわやかNWや
小域福祉NW、青葉台コミュニティーNW、老人会(睦会、
緑会)、女性の会等を含めた組織にする狙いは何でしょ
うか?
古寺 町会役員は1年でコロコロ変わります。また課題
が青葉台全体に多岐に渡っており、町会長だけでは対
応できなくなってきたのです。先ほどの各団体は青葉台
全体に跨った組織ですから、協議会の組織の中に入っ
て頂きました。
*1:図1.「(一社)青葉台町会協議会の体系図」参照