【2023/08/15】2023年6月10日(土)16:00〜16:40 自治会館集会室
AI企業のJDSC社(事業提案の主体)が報告し、各町会長、民生委員、各町会から本サービス実証事業の参加者が出席。
フレイルとは、加齢による心身の活力低下で要介護の前段階を示す言葉ですが、今回の実証事業では「フレイルをAI分析で検知し、適切な運動・食事指導などを行うことによりフレイルの状態を維持・改善することは可能か?」を実証する目的で実施されました。具体的には、参加者の日々の行動を電力メーターでデータ化し、AI(人工知能)で健康状態を分析しつつ、実証事業用に用意された運動指導や食事、見守りなどのプログラムを実施することで、フレイルの改善・健康維持につながるかどうかを検証しました。また、JDSC社と実証事業参加者がスマホで連絡を取り合い、コミュニケーションの活性化も試みました。事業の期間中フレイル状態の方は検出されず、運動・食事指導の結果、「平均体力年齢がマイナス15歳と改善」「歩行速度の改善」「フレイルリスクの低減」の効果がデータで確認されました。なお、実証事業終了後、参加者に行ったアンケートで運動プログラムは、「継続しようと思う」の回答が80%以上でした。一方、事業化の進展に向け「フレイル対策コンソーシアム」が設けられ産官学民連携した取り組みも進められています。